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PRESS - 2025.12.11

「第76回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」 新年のまなざしをひらく近現代アート現在地

SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤山友宏)は、2026年1月24日(土)および25日(日)に「第76回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」を開催いたします。

年の瀬が近づき、新しい季節の兆しが静かに訪れるなか、SBIアートオークションは2026年の最初を飾るアートイベントとして本オークションを開催いたします。新たな一年を迎える節目にふさわしく、本セールでは、近代美術の礎を築いた巨匠から、今日の表現領域を広げる俊英まで、多彩な創造を映し出す約500点の作品が一堂に揃います。静謐な緊張感を湛えた作品群が、鑑賞者のまなざしを次の一年へと導き、新たな出会いと発見の予兆をもたらします。

草間彌生の代表的なInfinity NetsシリーズからF50号のキャンヴァス作品が登場し、初期から一貫して追求してきた“反復”という行為が、画面全体へと静かに広がります。筆致が編み上げる網目は、見る距離によって表情を変え、画面が呼吸するような奥行きを生み出します。また、奈良美智《I’m Starved》(2001)は、2000年代初頭の特徴的な筆致によって、シンプルな構図の中に繊細な感情の揺らぎを湛えた作品です。「空腹」を意味するタイトルが与えられていながら、描かれた存在はどこか穏やかな表情を浮かべ、犬とも人とも判じがたい佇まいで静かにこちらを見つめています。

猪熊弦一郎の《地図と色》(1964)は、成熟期の自由な色面構成が楽しめる一作です。戦後日本のモダニズムを支えた猪熊の制作思想を象徴する、色彩の躍動と軽やかなリズムが画面全体に広がり、新年の晴れやかな空気と響き合います。

さらに、国際的なマーケットで存在感を放つアーティストの作品も登場します。井田幸昌《Jean-Michel Basquiat No.10》(2020)は、躍動的な筆致と濃密な色の重なりによって対象への敬意と対話を同時に示す作品で、井田特有の“存在の輪郭を探る”アプローチが強く感じられます。一方、今津景《Red Lines》(2021)は、イメージの層を重ねる独自の手法によって、写真・絵画・デジタルの境界を揺さぶる作品です。画面に潜む物語性が、現代ビジュアル文化の豊かさと複雑さを映し出します。

また、KAWSとブラジル人デザイナーのカンパーナ兄弟が共同で制作した《KAWS: Monster (Sofa)》(2019)は、アートピースでありながらプロダクトとしての機能を持つ稀有な存在です。キャラクター性と彫刻性、そして家具としての実用性が交差するこの作品は、現代アートが生活空間へ浸透する今日の潮流を象徴しています。

新しい季節を迎え、これからの一年をともに歩む作品を探すのにふさわしいラインナップです。アートコレクターの方はもちろん、初めてオークションに触れる方にも、作品と向き合う時間が新鮮な発見となるよう、本セールは幅広い魅力を備えています。下見会およびオークションを通じて、近現代アートの現在地とその多様な表情をご体感ください。

■実施概要
「第76回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」
オークション:
総出品数:504点(予定)
日時:2026年1月24日(土)午後12:00- /25日(日)午前11:00-
会場:ヒルサイドフォーラム(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階)

下見会:
日時:2026年1月21日(水)-1月25日(日)
会場:ヒルサイドフォーラム(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階)

参加方法:
会場、電話、書面、またはオンライン入札

オークション進行の視聴:
YouTube Streaming

■SBIアートオークションとは


20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。(※)2025年1月現在

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
購入方法詳細

■今後のオークションスケジュール(予定)
・「第77回SBIアートオークション|Modern Legacy: An Important Japanese Collection of 20th & 21st Century Masters/Bloom Now」
 開催日:2026年3月14日(土)

・「第78回SBIアートオークション|Bloom Now」
 開催日:2026年3月15日(日)

・「第79回SBIアートオークション|Live Stream Auction」
 開催日:2026年 4月10日(金)、11日(土)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。

会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日

・ホームページ
・Instagram
※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。

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AUCTION - 2025.10.28

【落札結果&次回出品募集】第75回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art

2025年10月25日、26日開催のオークション「Modern and Contemporary Art」の落札結果をご報告をいたします。
ご参加いただき誠にありがとうございました。

総額:876,018,250円
落札率:86.1%

>> 落札結果 [オンラインカタログ]
>> 落札結果 [PDF]

◆落札結果ハイライト
落札価格には手数料(消費税別)が含まれています。


Lot. 076
奈良 美智
Power to the Punx (No. YNF2125)
25,000,000 - 35,000,000 JPY
Price Realized 83,950,000 JPY


Lot. 070
草間 彌生
かぼちゃ
50,000,000 - 80,000,000 JPY
Price Realized 69,000,000 JPY


Lot. 035
オノサト・トシノブ
集合の円
4,000,000 - 7,000,000 JPY
Price Realized 21,275,000 JPY


Lot. 021
村上 三郎
作品
3,500,000 - 5,500,000 JPY
Price Realized 13,225,000 JPY


Lot. 107
アンディ・ウォーホル
Pine Barrens Tree Frog, from Endangered Species (F. & S. Ⅱ.294)
12,000,000 - 18,000,000 JPY
Price Realized 18,975,000 JPY


Lot. 098
ルチオ・フォンタナ
空間概念
2,000,000 - 3,000,000 JPY
Price Realized 4,830,000 JPY


Lot. 101
ロバート・インディアナ
The Book of Love (Portfolio of 12 Screenprints)
8,000,000 - 14,000,000 JPY
Price Realized 9,545,000 JPY


Lot. 151
名和 晃平
PixCell-Toy-Cat #6
10,000,000 - 15,000,000 JPY
Price Realized 13,225,000 JPY


Lot. 161
今井 麗
REVENGE MATCH
7,000,000 - 13,000,000 JPY
Price Realized 9,545,000 JPY


Lot. 079
シュテファン・バルケンホール
man without trousers
2,800,000 - 4,800,000 JPY
Price Realized 7,245,000 JPY


Lot. 093
サム・フランシス
Double Portrait: Jerry Aistrup
12,000,000 - 18,000,000 JPY
Price Realized 16,100,000 JPY


Lot. 091
アンソニー・カロ
Great Jones Moonlight
800,000 - 1,400,000 JPY
Price Realized 1,725,000 JPY

◆開催予定と出品募集
第76回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art
開催日:2026年1月24日(土)- 25日(日)
下見会:2026年1月21日(水)- 25日(日)
出品受付締切:2025年11月14日(金)

第77回 SBIアートオークション|Bloom Now
開催日:2026年3月14日(土)- 15日(日)
出品受付締切:2025年12月19日(金)

出品をお待ち申し上げております。
査定は下記からお申込みいただけます。
ご検討くださいますようお願いいたします。
>> 査定依頼

◆問合せ先
SBIアートオークション
TEL: 03-3527-6692 FAX: 03-3529-0777
Email: artauction@sbigroup.co.jp

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PRESS - 2025.09.25

「第75回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」 深まる秋に出会う、名作と新たな視点

日本語:プレスリリースのダウンロード
ENGLISH:Download the press release
中文:請按此下載新聞稿
한국어 : 보도 자료 다운로드 SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤山友宏)は、2025年10月25日(土)および26日(日)に「第75回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」を開催いたします。

深まる秋の気配とともに開催される本セールでは、巨匠から新鋭まで約370点の作品が出品されます。戦後日本美術の革新性から、現代の国際的潮流を象徴する作品群まで、国内外のアートシーンを映す多層的なラインナップが揃いました。
国内外で絶えず注目を集める草間彌生の作品は、今回も本オークションの中心を担います。トップロット(本オークションで最高落札予想価格が設定されたロット)となる《かぼちゃ》(Lot 070)をはじめ、SM号のキャンヴァス作品が複数出品予定です。また、1960年代に手がけられた、柔らかい素材を使用したソフトスカルプチャー作品も登場し、平面から立体まで、草間の幅広い表現を一堂に体感できる内容です。

奈良美智の作品は、《Power to the Punx (No. Y)》(Lot 076)のほか、1990年代の作品が複数出品されます。奈良が国際的評価を築き上げていく過程を示す重要な時期の作品群であり、作家の原点に近い表現を味わえるのではないでしょうか。

アンディ・ウォーホルの代表作のひとつ《Endangered Species》シリーズ(1983年)は、絶滅の危機に瀕する動物を鮮烈な色彩と太い輪郭で描いた10点組の作品です。著名人の肖像と同じスタイルで動物を“スター”として扱い、環境保護の重要性を訴えました。今回出品される《Pine Barrens Tree Frog》(Lot 107)はその一作であり、ポップアートの文脈に社会的メッセージを組み込んだ名品と言えます。

戦後美術からは、白髪一雄、田中敦子、金山明とともに「0会」を結成したのち、具体美術協会の中心メンバーとして活躍した「紙破り作品」で知られる村上三郎の《作品》(Lot 021)が登場いたします。赤と黄が画面を覆い、立体的な質感をもつ表面から、表現の力強さが伝わる一枚です。

それぞれの作家にとって、キャリアの節目を示す重要な作品が揃い、時代やジャンルを超えて対話するような奥行きをもつラインアップとなります。芸術の秋にふさわしい本オークションを通じて、現代アートの豊かな世界と作家たちの軌跡に触れていただければ幸いです。

■実施概要
「第75回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」
オークション:
・総出品数:374点(予定)
・日時:2025年10月25日(土)、26日(日)12:00-
・会場:ヒルサイドフォーラム(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階)

下見会:
・日時:2025年10月22日(水)-10月26日(日)
・会場:ヒルサイドフォーラム(〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階)

参加方法:
会場、電話、書面、またはオンライン入札

オークション進行の視聴:
YouTube Streaming

■出品作品ハイライト
※オンラインカタログ(2025年10月6日(月)公開予定)


■SBIアートオークションとは

20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。(※)2025年1月現在

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
・購入方法詳細

■今後のオークションスケジュール(予定)
・「第76回SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art」
開催日:2026年1月24日(土)、25日(日)

・「第77回SBIアートオークション|プライベートコレクションセール/Bloom Now(予定)」
開催日:2026年3月14日(土)、15日(日)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。
会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日

・ホームページ
・Instagram
※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。




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PRESS - 2025.09.25

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭にメインパートナーとして協賛。今年は初のオークション開催に伴い、当社オークショニアが進行を務めます。

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2025 協賛のお知らせ

SBIアートオークション株式会社は、まだ世の中に知られていないアーティストに光をあて、障がいのあるアーティストが描くアートの魅力と価値を社会に伝える『アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2025』(以下略称:アートパラ深川)のメインパートナー企業として、2022年より協賛をしております。
アートパラ深川は、障がいのあるアーティストの作品で街全体を美術館にするというコンセプトの市民芸術祭で、本祭は10月18日(土)~26日(日)の9日間、江東区【門前仲町・清澄白河・森下・豊洲】にて開催、プレイベントは9月20日(土)~27日(土)まで、江東区豊洲エリアにて開催されます。
本年は例年開催の全国公募展は行わず、街じゅうを美術館に見立て、過去の公募展の入選・入賞作品を高度な印刷技術で原画から複製した500点以上のアート作品を街なかに展示します。2024年の公募展入賞アーティストの原画が展示される「アートパラ・マーケット・フェア」(AMF)も開催され、展示作品の売上はすべてアーティストに還元されます。

また、今年はプレイベント期間の9月27日(土)に「アートパラ深川」初のオークションが開催され、SBIアートオークションのオークショニアが進行を務めます。イベント詳細はこちらをご覧ください。

アートの力が人々を引き寄せ、おしゃべりを楽しみ、お互いを認め合い、そして支え合う。
「共に生きる」社会を目指す手作りの芸術祭をぜひお楽しみください。

芸術祭公式サイトはこちら

芸術祭に関するお問い合わせ先
〒135-0045 東京都江東区古石場 3-11-17 福島デザイン内
アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会
TEL:03-4400-9298[月・木・金 10:00~16:00]
Email : info@artpara-fukagawa.tokyo

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AUCTION - 2025.09.16

【落札結果&次回出品募集】第74回 SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION

2025年9月12日、13日開催のオークション「LIVE STREAM AUCTION」の落札結果をご報告をいたします。
ご参加いただき誠にありがとうございました。
総額:218,321,750円
落札率:89.0%

>> 落札結果 [オンラインカタログ]
>> 落札結果 [PDF]

◆落札結果ハイライト
落札価格には手数料(消費税別)が含まれています。


Lot. 315
草間 彌生
かぼちゃ (黄Y) (Kusama 148)
5,000,000 - 8,000,000 JPY
Price Realized 11,155,000 JPY


Lot. 330
今井 麗
FRUITS
3,500,000 - 5,500,000 JPY
Price Realized 6,095,000 JPY


Lot. 328
岡﨑 乾二郎
足手まといの目(目をうばうに足る)
1,000,000 - 1,500,000 JPY
Price Realized 3,220,000 JPY


Lot. 302
田中 敦子
作品
700,000 - 1,300,000 JPY
Price Realized 1,667,500 JPY


Lot. 361
アンディ・ウォーホル
COW (F. & S. Ⅱ.12A)
700,000 - 1,300,000 JPY
Price Realized 2,415,000 JPY


Lot. 359
バンクシー
Monkey Queen
1,200,000 - 1,800,000 JPY
Price Realized 2,127,500 JPY


Lot. 346
永井 博
Untitled
700,000 - 1,300,000 JPY
Price Realized 5,175,000 JPY


Lot. 333
名和 晃平
PixCell-Toy-Goldfish #9 (Shubunkin)
1,200,000 - 1,800,000 JPY
Price Realized 2,645,000 JPY


Lot. 344
ロッカク アヤコ
Untitled
3,500,000 - 5,500,000 JPY
Price Realized 6,095,000 JPY

◆開催予定と出品募集
第75回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art
開催日:2025年10月25日(土)- 26日(日)
下見会:2025年10月22日(水)- 26日(日)
出品受付は締め切りました。

第76回 SBIアートオークション|Modern and Contemporary Art
開催日:2026年1月24日(土)- 25日(日)
出品受付締切:2025年11月14日(金)
出品をお待ち申し上げております。
査定は下記からお申込みいただけます。
ご検討くださいますようお願いいたします。
>> 査定依頼

◆問合せ先
SBIアートオークション
TEL: 03-3527-6692 FAX: 03-3529-0777
Email: artauction@sbigroup.co.jp

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NEWS - 2025.09.02

INTERVIEW「アートトイから広がる現代アートの可能性──Cbrick Marketが描く新しい市場のかたち」Part 2

アートとトイが交差する世界に、今、新たな潮流が生まれつつあります。かつては「趣味の一部」と見なされていたアートトイは、いまや単なるコレクションの域を超え、ひとつの市場として確立されつつあります。セレブリティによるコレクション、グローバルブランドとのコラボレーション、そして専門オークションの登場に至るまで、アートトイは芸術性と資産価値の両面で注目を集める存在へと進化しています。
その変化の最前線に立つのが、ソウルに拠点を構えるアートトイ専門店「Cbrick Market(チェブリックマーケット)」の代表、チェ・ウォンソク氏です。SBIアートオークションをはじめ、国際的にも注目が高まるアートトイの分野において、チェ氏はコレクターと市場の間に立ち、その芸術的価値の伝達と市場形成に貢献しています。
本インタビューでは、アートトイの魅力や市場の可能性はもちろん、作品の真贋を見極める鑑識眼、作品性を捉える審美眼、そして流行に流されずに選び取る力といった、「良い選択」の基準についても深くお話を伺いました。アートトイという独立したジャンルが国際的な市場性を獲得していく中で、私たちは何を指標に作品と向き合うべきなのでしょうか。本記事では、Cbrick Marketの取り組みを通して、その考え方に触れていきます。

>>>>>Part 1

4. 著名人のコレクションによるアートトイへの影響
▷最近、アートトイがSNS上で注目を集め、特にK-POPアイドルなどの著名人もコレクションされている方が多く見受けられます。その点はどのように感じていらっしゃいますか?
セレブリティによるコレクション活動がアートトイ市場に与える影響は、非常に大きいと実感しています。実際、このような動きは最近始まったことではなく、以前から見られていました。たとえば、俳優のチャン・グンソク氏がBE@BRICKを愛用していたことで、韓国内に大きなブームが巻き起こった時期がありました。あの時に初めてBE@BRICKという存在を知った方も多かったのではないでしょうか。その後も、SE7ENやBIGBANGのG-DRAGON、T.O.Pといったアイドルたちが、自身のSNSやミュージックビデオなどでBE@BRICKやKAWSの作品を頻繁に紹介したことにより、一般層の関心が自然と高まりました。その影響は今もなお継続しています。
最近では、BLACKPINKのメンバーがLabubuのキーホルダーを使用し、その様子をSNSに投稿したことで、世界的な注目を集めました。たった一度の投稿が瞬く間に拡散され、Labubuのブランド認知と需要が爆発的に高まったことで、市場全体にも大きな活気が生まれました。このような自然な露出は、もはやマーケティングの域を超えた影響力を持っていると言っても過言ではありません。
今後もこうした現象は続いていくと思いますし、著名人の趣向が一般層の関心を喚起する重要な起爆剤として機能していくだろうと考えています。

▷SNSでの拡散や著名人によるコレクションが、アートトイ市場に与える影響についてはいかがですか?
SNSでの拡散やセレブリティによるコレクション活動は、アートトイ市場の活性化において非常に大きな役割を果たしていると考えています。先ほど挙げたLabubuの事例はまさにその代表であり、K-POPアイドルを代表するグループという強い発信力を持つ存在が紹介したことにより、国内外のメディアにも取り上げられるほどの話題となりました。その結果、それまでアートトイに関心のなかった人々にも自然と名前が知られるようになり、関連アパレルを手がけるメーカーが登場したり、取引や情報共有を目的としたコミュニティが形成されたりするなど、市場の広がりを目の当たりにしています。
このように、セレブリティによるコレクションは単なる一消費行動にとどまらず、産業や文化にも波及するポジティブな効果をもたらしています。その影響力は決して無視できないものですし、このような現象は、Labubuに限ったものではないと思います。今後さらに別のブランドやアーティストにも広がっていく可能性を秘めていると感じます。こうした変化は、アートトイ市場の裾野を広げる大きな契機となり、多様なブランドや作家が新たに注目を集めるきっかけになっていくと期待しています。

▷SNS上での広がりやアイドルによる発信が、アートトイの制作プロセスやマーケティング戦略について影響を与えていると思いますか?もし具体的な事例があれば教えてください。
確かに、SNS上でのインフルエンサーやアーティストによる発信は、アートトイの制作やマーケティングにも明確な影響を与えていると感じています。例えば、ある著名人の好みや趣向が公開されることで、それに関連したアパレルや小物を手がけるメーカーが自然発生的に現れ、それを起点にコミュニティが形成され、自発的な取引や情報交換が活発になるといった流れが生まれています。インフルエンサー一人の投稿が、市場全体に波及する力を持っていることを日々実感します。特にSNSの拡散性が加わることで、その影響のスピードと広がりは想像以上です。今やブランドやアーティストも、初期の企画段階からインフルエンサーやSNSを前提にした戦略を構築せざるを得ない時代になったと感じます。
私自身も、実店舗の運営だけでなくSNSでの発信に多くの時間を割いています。かつては店頭に足を運ばなければ見ることができなかった商品も、今ではInstagramやX(旧Twitter)でリアルタイムに紹介でき、すぐにお客様の反応を知ることができます。オフラインでのコミュニケーションも依然として重要ですが、より広い層と繋がり、新たな顧客層を開拓する上で、SNSを含めたオンラインでの発信はますます不可欠になるはずです。これからはアーティストやトイブランドも、SNSやインフルエンサーマーケティングを前提とした企画設計が求められる時代に入ったと考えています。




5. 市場動向と今後の展望
▷日本国内外のマーケット規模や価格帯の変化傾向はありますか?
韓国のアートトイ市場は、現時点ではまだ規模が小さく、大衆的な関心も限定的な段階ですが、少しずつ着実に成長していると感じています。一方、日本は長い歴史と文化的な基盤がしっかりと築かれており、トイショップの数や市場の深さ、コレクター層の厚みにおいて、明確な差があります。コレクション文化が生活に自然と溶け込んでいる日本市場の成熟度は、非常に羨ましく思います。特に東京や大阪といった大都市には専門店が集まり、様々なアーティストやブランドが活発に活動しているため、市場の活気そのものが韓国とは異なると実感しています。
韓国では、アートトイを「芸術的価値の対象」としてではなく、「投資的な側面」から捉える傾向が強く見られます。そのため、経済状況が不安定になり、景気が後退すると、市場も敏感に反応し、取引量が大幅に減少する傾向があります。実際、最近のグローバルな景気後退や消費マインドの冷え込みの影響を受け、韓国のアートトイ市場もやや停滞している印象を受けています。
さらに、国際的な情勢や貿易障壁、政治的な要因も市場に大きな影響を与えています。例えば、香港からアメリカへの輸出時に関税が引き上げられたり、物流制限が課されたりすることで、市場全体の動きが鈍化してしまうのです。こうした外部要因が解消されなければ、国際的な取引の活性化も難しく、市場の回復には時間がかかると見ています。
とはいえ、若年層を中心にアートトイへの関心は確実に高まっており、SNSを通じてアーティストと消費者が直接繋がる機会も増えてきています。その結果、韓国国内の市場基盤も少しずつ強固になってきたという手応えがあります。今後もこの流れが続けば、韓国もやがて日本のように成熟した、安定性のあるアートトイ市場へと発展していくことを期待しています。

▷デジタル領域(オンライン限定アイテム、NFT連動)の可能性はありますか?
個人的には、NFTとの連動に対してはやや否定的な立場を取っています。アートトイという存在は、実際に手に取り、目で見て、触れることで得られる感覚的な体験こそが最大の魅力だと考えています。実物が持つ質感や存在感、そして「所有する」という感覚は、コレクションの醍醐味であり、NFTのようにデジタル上で所有権のみを持つ形では、それを代替することはできません。
韓国でも一時期、NFTとアートトイを組み合わせたプロジェクトがありましたが、結局その流れは定着せず、自然と市場から消えていきました。その背景には、アートトイコレクターたちが物理的な完成度や実在性を何よりも重視しているという実態があります。やはりNFTのように「触れられないコレクション」は本質的な魅力にはなり得ないと感じています。もちろん、テクノロジーの進化によって新しいコレクションの形が生まれる可能性はあります。ただ、私としては、アートトイの価値は「実物ありき」であるという立場に変わりありません。
ただし、NFTが伝統的なコレクション市場を補完するツールとして機能する可能性はあると考えています。例えば、所有する実物に紐づくデジタル証明書や、所有履歴のトレーサビリティを担保し、アートトイの価値を証明するための仕組みとして活用される場合、それには一定の意義があるでしょう。しかしながら、それがコレクションの本質や市場の中心となるのは難しいと考えています。

▷10年後のコレクション文化はどうなっていると思いますか?
今後10年で、コレクション文化はより多様化・細分化し、それぞれの趣向に沿った形で進化していくと予測しています。かつてはKAWSやBE@BRICKのような象徴的なアイコンがマーケットを牽引していましたが、今後はそのような一極集中から脱脚し、個々のアーティストが独自の美学や哲学をもとにポジションを確立していく流れが主流になると思います。特に若年層は、自分の好みやアイデンティティを大切にする傾向が強く、知名度のある作家にこだわらず、SNSやオンラインプラットフォームを通じて、自分にとって価値のある作品を見つけていく傾向が顕著です。その結果、無名の新進作家が一気に注目を集めるような現象も増えていくと思います。
また、コレクション文化は単に「集める」だけでなく、「どう飾るか」、「誰と共有するか」、さらには「どのようにライフスタイルに取り入れるか」といった次のステージへと進化していくと感じています。インテリアとの親和性や、ファッション、音楽、テクノロジーとの融合など、多角的な文化との接続が進むことで、よりオープンでクリエイティブな楽しみ方が広がっていくはずです。
技術面でもARやVRなどの技術を通じて、自分のコレクションをデジタル空間で展示・共有する時代が訪れるかもしれません。私は今後も実物の魅力を大切にしたいと考えていますが、世代が変わるにつれて、実物とデジタルの境界がより曖昧になっていく可能性も感じています。
最終的には、これからの10年、アートトイが芸術的価値を持つだけでなく、個人の趣味やライフスタイルを表現するメディアとして確立され、多様な価格帯・ジャンルが共存する豊かなエコシステムへと成長していくことを期待しています。私自身も、そうした変化の中で、自分らしい方法でこのコレクション文化に貢献し、新たなトレンドを一緒に創り上げていきたいと考えています。

▷今後、アートトイをより幅広い層に知っていただくためには、どのような取り組みや工夫が必要だとお考えでしょうか?
アートトイの魅力に気軽に触れ、共感できる接点をいかに増やすかが、何よりも重要だと考えています。その第一歩は、SNSを通じて継続的に新作情報を発信し、様々な作家やブランドの背景を紹介していくことにあると思います。ただ新商品のリリースを伝えるだけでなく、作品に込められた作家の哲学や背景、そして実際にそのアートトイを手にした時に感じられる楽しさや喜びといった要素まで丁寧に伝えるコンテンツが求められています。そうしたアプローチによって、アートトイは単なる玩具ではなく、芸術的価値や個人の趣味嗜好を表現するメディアであるという認識を広めるきっかけになるはずです。
また、コレクターとのコミュニケーションも非常に大切だと感じています。実際のコレクションを紹介したり、コレクターがアートトイを通じて感じる感情や日常の変化を共有したりすることで、それまでアートトイに関心のなかった人々にも自然と興味を持ってもらえるようになります。こうしたストーリーテリングは、アートトイの魅力をより広く伝えるための有効な手段だと思います。
さらに、オフラインイベントの重要性も無視できません。展示会やフリーマーケット、作家との交流会、ライブペインティングなど、実際にアートトイを見て、触れて、体験できる場を提供することは、関心を深める大きなきっかけになります。韓国ではこうした文化がまだ十分に根付いていない部分があるため、私自身も今後はオフラインを基盤としたコミュニティの活性化に取り組んでいきたいと考えています。
加えて、アートトイがファッション、音楽、映画といった多様なカルチャーコンテンツと繋がっていくことで、より多くの人々に自然と浸透していくはずです。例えば、有名ファッションブランドとのコラボレーションエディションや、ミュージックビデオへの登場、映画の小道具としての起用など、様々な接点が生まれれば、アートトイはより広い文化の一部として受け入れられるようになるでしょう。最終的には、こうした地道な取り組みと多様な接点づくりこそが、市場の拡大に繋がる鍵になると考えています。

▷最後に、このインタビュー記事をご覧の皆様にメッセージがあればお願いします。
私が日頃からお客様にお話ししていることですが、「無理のない範囲で、ストレスなく、楽しみながらコレクションを続けていただきたい」ということです。趣味である以上、生活に負担をかけてまで集める必要はありませんし、自分のペースで向き合うことが最も大切だと考えています。今回のインタビューを通じて、私自身も初心に立ち返る良い機会となりました。今後も引き続き、コレクションの楽しさやアートトイの魅力を、より多くの方々に届けられるよう、尽力していきたいと思います。

インタビュイーの紹介
「Cbrick Market」に関する最新の販売情報や各種アートトイに関するご案内は、Instagramアカウント「CBRICK___MARKET」にて随時発信中。


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NEWS - 2025.09.01

INTERVIEW「アートトイから広がる現代アートの可能性──Cbrick Marketが描く新しい市場のかたち」Part 1

アートとトイが交差する世界に、今、新たな潮流が生まれつつあります。かつては「趣味の一部」と見なされていたアートトイは、いまや単なるコレクションの域を超え、ひとつの市場として確立されつつあります。セレブリティによるコレクション、グローバルブランドとのコラボレーション、そして専門オークションの登場に至るまで、アートトイは芸術性と資産価値の両面で注目を集める存在へと進化しています。
その変化の最前線に立つのが、ソウルに拠点を構えるアートトイ専門店「Cbrick Market(チェブリックマーケット)」の代表、チェ・ウォンソク氏です。SBIアートオークションをはじめ、国際的にも注目が高まるアートトイの分野において、チェ氏はコレクターと市場の間に立ち、その芸術的価値の伝達と市場形成に貢献しています。
本インタビューでは、アートトイの魅力や市場の可能性はもちろん、作品の真贋を見極める鑑識眼、作品性を捉える審美眼、そして流行に流されずに選び取る力といった、「良い選択」の基準についても深くお話を伺いました。アートトイという独立したジャンルが国際的な市場性を獲得していく中で、私たちは何を指標に作品と向き合うべきなのでしょうか。本記事では、Cbrick Marketの取り組みを通して、その考え方に触れていきます。

1. チェ様(Cbrick Marketの事業)について
▷まず改めて、Cbrick Marketについて教えてください。
BE@BRICK、KAWS、POP MARTなどのブランドトイはもちろん、世界各地のアーティストによる作品も幅広くご紹介・販売しています 。
気がつけばこの仕事を始めてから11年目に入りました。私たちは、単なる販売の場にとどまらず、趣味や情報を共有し、コレクター同士が自然に集まり交流できるような、コミュニティのような空間を目指してきました。近年、オフライン店舗が次々と姿を消していくなか、弊店が韓国におけるアートトイ文化を支える拠点のひとつになれればという想いで、日々責任感を持って営業しています。SNSやオンラインが発展した現代ですが、やはり実物を手に取り、直接対話し、交流できる場所の価値は、今もなお大きいと信じています。
ご来店いただく韓国のアートトイコレクターの皆様と市場についてお話する機会も多くありますが、皆さん口を揃えて「韓国のアートトイ市場 はまだ基盤が十分に整っていない」とおっしゃいます。コレクターや販売者の数、市場の深さや規模のいずれも未発展で、一般層の関心も限定的なため、成長スピードが遅いのが現状です。
海外のオークションで紹介されるアートトイを目にすると、その差を一層実感させられます。特に日本、香港、アメリカのオークションでは、韓国ではなかなかお目にかかれない、希少性と芸術性を兼ね備えたアートトイが継続的に登場しています。

▷これまで当社で出品されるアートトイもご覧いただいているかと思いますが、率直な印象やご感想などをお聞かせください。
SBIアートオークションに出品されるアートトイは、いつも欠かさず拝見していて、韓国ではなかなかお目にかかれないような、希少性の高い作品が多く、毎回感嘆させられています。出品作品を通じて、韓国市場とのレベルの差を実感することも多く、私自身にとっても大きな刺激になっています。
また、私たちの店舗にお越しくださるお客様にも、こうした作品を通じて世界市場のトレンドやその奥深さに触れていただきたいと常々思っています。SBIアートオークションは、出品作品の情報やビジュアルが非常に整理されており、眺めるだけでも楽しく、かつ勉強にもなる点が素晴らしいと感じています。
こうしたプラットフォームが、韓国でもより活性化されていけば——というのが私の率直な願いです。

2. アートトイの魅力
▷初めてアートトイに触れたきっかけは何でしたか?その時の印象は?
私が初めてアートトイに出会ったのは、高校2年生の時でした。当時、アパレルショップでアルバイトをしていたのですが、そのお店のカウンターにKAWSのBE@BRICK Dissected 1000%が3体並んで展示されていました。当時はKAWSという名前も、BE@BRICKというブランドも、まだ全く知りませんでした。ただ、カウンターの中央に置かれたそのビジュアルがあまりにも圧倒的で、「これは一体何だろう?すごくカッコいい!」という感情が直感的に湧き上がったのを今でもはっきり覚えています。
その瞬間の衝撃があまりにも強く、自然とアートトイに対する興味が芽生え、そこから本格的にその世界にのめり込んでいきました。当時は今のように、インターネットで海外の情報を簡単に入手できる時代ではなかったため、日本のヤフオクサイトを必死に探し、小さなサイズのアートトイから少しずつ集め始めました。
給料をもらうたびに「次はどんなアートトイを買おうか」と考えるのが楽しみで、一つひとつ集めていくうちに、いつの間にか、部屋中がアートトイで埋め尽くされていきました。あの時のワクワク感や新鮮な衝撃は、今でも鮮明に記憶に残っています。もしあの時、あのBE@BRICKと出会っていなければ、今の私は存在していなかったかもしれません。それほど、私の人生の方向を変えた特別な出会いだったと思っています。

▷アートトイを取り扱う事業を始めるきかっけはございましたか?
アートトイを仕事として本格的に始めたきっかけは、本当に偶然に近いものでした。もともとは完全に個人的な趣味であり、アートトイのコレクションは日々のストレスを癒す手段でもありました。
しかし、結婚し、子どもを迎える準備を進める中で、家の中に増え続けるアートトイについて、妻から「この部屋、いつ片付けるの?」という話が自然と出るようになり、最終的には「全部整理して部屋を空ける」と約束することになりました。ところが、いざ整理しようとすると、これまで集めてきたアートトイを手放すのが惜しくて仕方がありませんでした。そんな時、「自分の好きなこの趣味を、他の人とも共有できたら面白いかもしれない」とふと思い立ち、そこから自然とビジネスへと繋がっていきました。
最初は、純粋にコレクションを整理する感覚で始めたのですが、次第にお客様との交流が生まれ、自分の審美眼で選んだアートトイを紹介する中で、気が付けば事業としての形ができあがっていきました。結果的に部屋を片付けるどころか、もっと広いスペースで、さらに多くのアートトイを集めて紹介するようになり、それが今のCbrick Marketの原点です。趣味がそのまま仕事に繋がったという点ではとても幸運でしたし、だからこそ今でもこの分野に対する愛着は深く、店舗を運営しながらも日々楽しさを感じています。新しいアートトイと出会うたびにワクワクする気持ちは、今でも変わりません。

▷アートトイに惹かれる点はどこですか?チェ様に限らず、コレクターの方々のお声も含めて教えていただけますか?
多くの方が共感されると思いますが、アートトイは単なるおもちゃ以上の存在だと私は考えています。特にコレクターの方々が共通しておっしゃるのは、「アートトイは日々の疲れを癒してくれるヒーリングアイテムである」ということです。仕事を終えて自宅に帰り、コレクションとして飾ったアートトイをただ眺めるだけで心が落ち着き、自然と気持ちがリセットされると、よく耳にします。その瞬間は、日常の煩わしさから解放され、自分だけの世界観に没頭できる、特別な時間になるのだそうです。
私自身も全く同じです。店舗の一角に、自分の好みに合わせてディスプレイしたアートトイたちを、ソファに座ってぼんやり眺める時間が、1日の中で最も穏やかで幸福な時間です。じっと眺めているだけでも、それぞれのアートトイが持つ感性や、そこに込められたアーティストの物語、個人的な思い出が自然と心に浮かび、癒しの時間へと繋がっていきます。
癒しの対象は人それぞれですが、ある人にとっては音楽やスニーカー、お酒がその役割を果たすように、私にとってはそれがアートトイなのです。だからこそアートトイの魅力は、単なる収集の楽しさを超えて、自分だけの空間で自分を労わり、慰めてくれる存在であり、趣味や世界観を象徴するオブジェだと感じています。こうした感情的 なつながりこそが、アートトイを特別な存在にしている最大の理由だと思います。

▷アートトイを見る際に注目しているポイントはありますか?
私がアートトイを見る際に最も重視しているのは、「第一印象」です。最初に目にした瞬間、そのアートトイが持つビジュアル的なインパクト——「可愛い」「カッコいい」といった感情が、直感的に湧き上がるかどうかが重要な判断基準になります。いくら有名なアーティストの作品でも、その第一印象で心が動かなければ、自然と手が伸びないものです。
こうした直感的な反応があって初めて、「このアートトイを作ったのは誰だろう」「どんな経歴の持ち主だろう」「どのような世界観が込められているのだろう」といった興味が湧いてきます。そして徐々に、そのアートトイに込められた哲学や制作手法、アーティストのメッセージにも関心が広がっていきます。
最終的に私が購入やコレクションを決める際には、こうしたビジュアルの魅力、アーティストの背景、そして作品に込められた物語性や世界観が、どれだけバランスよく調和しているかが鍵になります。この三つの要素が揃って初めて、「手元に置いておきたい」と思える価値があると判断します。そのため私は、アートトイの見た目だけでなく、その背後にあるストーリーや哲学まで含めて、作品を深く見るように心がけています。

▷アートトイの最新情報をどのように集められますか?
アートトイに関する最新情報の大半は、現在ではSNSから得ています。特にInstagramやX(旧Twitter)は、新作情報をリアルタイムでキャッチするのに最も早く、効率的なツールだと感じています。Instagramでは、アーティスト本人やブランドの公式アカウントをフォローしておけば、新作のリリース予定や限定アイテム、コラボレーションのニュースなどをすぐに把握できるため、日常的にチェックするようにしています。
加えて、アーティストの公式ウェブサイトや、アートトイに特化したコミュニティやフォーラムも毎日のように閲覧しています。例えば「Vinyl Pulse」や「Clutter Magazine」 といった海外の情報サイトでは、市場のトレンドやレビュー、新作情報などが深掘りされていて、非常に参考になります。
世界中で日々新しいトイが発表されているため、少しでも気を抜くと、あっという間にトレンドから取り残されてしまいます。私自身、常に検索を欠かさず、気になる情報があればメモを取り、整理する習慣が身についています。こうして日々情報をアップデートしていないと、コレクターとしても、店舗の運営者としても、市場の流れについていくのは難しいと実感しています。
結局のところ、アートトイ市場で最新トレンドを追い続けるには、まさに「情報のスピード勝負」だと思います。SNSやデジタルプラットフォームの普及により、今や地域の壁を越えて、世界中の新作や流行を即座に知ることができる時代です。それだけに、より早く、より積極的に情報を収集する姿勢が、これまで以上に求められていると感じています。



3. アートトイを購入するときの視点と真贋
▷コレクションをする際に決め手となるポイントはありますか?
先ほどもお話しした通り、購入を決める際には直感的な魅力だけでなく、より具体的で実質的な基準を慎重に考慮しています。特に重視しているのは、アーティストのこれまでの活動歴や市場での評価、展示やコラボレーションの実績などです。こうした情報を通じて、作品の希少性や今後の価値上昇の可能性をある程度見極めることができます。
もう一つ大切にしているのは、価格の妥当性です。どれほど魅力的な作品であっても、市場で形成されている相場や過去の取引実績を参考にして、価格が適正かどうかを必ず確認しています。アートトイは感性的な消費であると同時に、継続的な趣味であり、ある意味では投資的な側面もあるため、市場価格に対して過度なプレミアムが付いている場合やバブル的な価格帯の作品には慎重に向き合う必要があります。
最終的に私にとってのコレクション判断は直感、情報、そして市場における合理的な価値判断。この三つが揃ってはじめて、納得のいく選択になると感じています。このバランスを大切にすることで、長く後悔せずに愛着を持って所有し続けられる秘訣になると思っています。

▷最近需要が高まっているアイテムやアーティスト・ブランドは? 国によって特徴や違いがありますか?
「Labubuの時代」と言っても良いほど、現在の市場ではLabubuの人気が圧倒的です。K-POPアーティストやセレブリティの影響もあり、ブランド認知度は急速に拡大しました。特に香港、日本、東南アジア地域では、Labubuを取り扱っていない店舗を探す方が難しいほどです。それに伴い、Labubu関連の派生商品も人気を集め、「手元に置きたい」と思わせるブランドとして確固たる地位を築いています。
また、POP MARTの勢いも依然として健在です。多様なキャラクターや限定シリーズ、手に取りやすい価格帯のおかげで、特に若年層や初心者コレクターの間で根強い支持を得ています。POP MARTは大衆性をベースにしながらも、常に新しいシリーズを展開し、市場の関心を維持し続けています。
個人的に注目しているのは、VERDYというアーティストです。ストリートカルチャーやグラフィックデザインを基盤に、多彩なコラボレーションやプロジェクトを展開しており、その可能性は、初期のKAWSを彷彿とさせるものがあります。彼の作品世界やブランドとしての拡張性が、今後どのように展開されていくのか、とても楽しみにしています。
地域ごとの傾向としては、アジア圏、特にタイやフィリピンのコレクターは購買意欲が非常に高く、欲しいアートトイであれば価格を問わず積極的に購入する傾向があります。それだけ市場も活発です。一方で、ベトナムはトレンドへの反応が非常に敏感で、人気の移り変わりによって需要が急激に変動する特徴があります。
アメリカやヨーロッパでは、コレクターの数こそ比較的少ないものの、作品性や希少性に対する基準が非常に高く、深みのある市場が形成されています。香港ではコレクターや販売者の数が多く、現地流通は非常に活発ですが、意外にも海外への流通にはあまり繋がっていない印象です。
このように、国や地域によって消費者の志向や市場の特性が異なるため、アーティストやトイブランドは、それぞれの特性をしっかり理解し、適切な戦略を立てることが重要だと感じています。今後も地域ごとのトレンドや消費者の動向を丁寧に読み解き、柔軟に対応していくことが、グローバル市場での競争力を左右する大きな要素になると思います。






▷アートトイを購入する際、信頼できる購入先を選ぶことが重要だと思いますが、どのような販売経路を通じて購入するのがおすすめでしょうか?Cbrick Marketやオークションの活用ポイントなどもあわせてお話しいただけますと幸いです。
おっしゃる通り、信頼できる購入先を選ぶことは非常に重要です。特に近年は偽物が多く出回っており、その点に対してはより慎重な対応が求められます。正直なところ、韓国ではまだ安心して取引できる専門店がそれほど多くありません。そのため、私たちCbrick Marketを訪れてくださるお客様が多いのだと感じています。弊店では、取り扱うアートトイすべてを自ら検証・管理しており、比較的安心してご購入いただけることが強みです。
また、オークションを活用することも非常に有効な手段だと思います。特にSBIアートオークション、サザビーズ、クリスティーズといったグローバルなオークションハウスでは、出品前に厳格な真贋確認プロセスが行われるため、信頼性の高い取引が可能です。もちろん、オークションという形式上、価格がやや高めになる傾向はありますが、その分しっかりとした出品審査と透明性が担保されているという点で、安心して参加できるプラットフォームだと考えています。
さらに、オークションでは市場ではなかなか出回らない希少なアートトイに出会えることも多く、コレクターにとって非常に魅力的な購入チャンネルです。競争入札によって落札するプロセスそのものももスリルがあり、特別な体験となります。ただし、オークション利用時には、掲載情報や実物の状態を細かく確認することが重要です。信頼できるオフラインの店舗と、検証体制が整ったオークションハウスの両方をうまく活用することが、安心かつ満足度の高い購入方法だと考えています。私たちCbrick Marketも、そうした基準を満たす存在であり続けられるよう、日々努力を重ねています。

▷オークションを通してアートトイを購入することのメリットについて、どのように感じていらっしゃいますか?
オークションでアートトイを購入する際に感じる最大の魅力は、やはり「希少性の高いアイテムを、思っていたよりも良い条件で落札できたときのあの爽快感」に尽きると思います。通常の取引ではなかなか出会えないような作品が出品されることも多く、長年探していたアイテムや以前から気になっていたアートトイに出会えた瞬間の高揚感は、言葉では表しきれない特別なものがあります。さらに、ライブオークションでは、リアルタイムで入札状況が変動するなかで、他の入札者との駆け引きを楽しむスリルも醍醐味の一つです。目の前で価格が上がっていく緊張感や、最後の一押しで落札が決まったときの喜びや興奮は、一般的なオンラインショッピングや店舗での購入では得られない体験です。
ただ、韓国ではまだアートトイのオークション出品数が限られているため、その点については個人的に物足りなさを感じています。日本や香港では、多様なアートトイが継続的に出品されており、文化として根付いている印象があります。一方で、韓国では市場規模や需要の面でまだ十分に発展していない印象があります。
今後韓国でもアートトイオークションの機会がもっと増え、より多くのコレクターがこの魅力を体験できるようになることを願っています。こうした文化が根付いていけば、単なる収集の楽しみにとどまらず、市場の多様性や奥行きもさらに広がっていくはずだと信じています。

▷実際にオークションでアートトイを入札・購入される際にチェックされているポイントやコレクターの目線で「見るべきポイント」があれば教えてください。
オークションでアートトイを購入する際、私が最も重視するのは作品のコンディション(保存状態)です。アートトイは単なる観賞用の雑貨ではなく、コレクションとしての価値を持つオブジェです。そのため、ほんのわずかな傷や劣化であっても、長期的に所有したときの満足度や将来的な価値に影響を及ぼします。長期的に所持したときに大きな違いが出てきます。
最初に確認するのは「再塗装の有無」です。知識がないと再塗装された作品をオリジナルの色味や質感だと誤解してしまうことがあります。これは特に見落としやすいポイントですが、再塗装は本来の価値が損なわれており、コレクター間でも評価が著しく低くなります。そのため、必ずチェックするようにしています。
次に気を付けているのは、変色です。特に白や淡い色のアートトイは、時間の経過とともに自然に黄ばむことがあり、その度合いによって見た目の印象も大きく変わります。また、接合部の隙間やヒビ、わずかな亀裂も注意すべきポイントです。長期間の展示や、不安定な環境での保管によって、構造的に弱い部分にダメージが出やすくなります。さらに、足裏の擦り傷や細かな塗装の剝がれといった小さなキズも、作品の扱われ方や保管状態を知る指標になります。
オークションでは、実物を確認できず、写真だけで判断しなければならないケースが多いため、多方向からの写真がしっかり掲載されているか、また作品の状態がどこまで詳細に説明されているかを注意深くチェックします。可能であれば、オークションの担当者に直接連絡を取り、追加の写真やより具体的な情報を問い合わせるのも有効な手段です。
結局のところ、アートトイもアート作品と同様に「ディティールが命」だと考えています。細部にわたって丁寧に確認し、慎重に判断することで、将来的にコレクションとしての価値が高まるだけでなく、手にしたときの満足感や納得感にもつながると実感しています。

▷アートトイには贋作の流通もあるとお聞きします。これまでに「贋作」について印象に残っているエピソードがございましたら、教えていただけますか。
偽物にまつわるエピソードは本当に沢山ありますが、特に印象に残っているのはタイ での出来事です。現地で事前に売主とアポイントを取り、直接会って取引する予定だったのですが、用意されていた5点中、実に3点が偽物でした。写真で見る限りはクオリティが高く、正直なところ画像だけでは真贋の見分けがつきませんでした。しかし、実際に手に取り、重さやサイズを測り、私が個人的にまとめていたKAWSのスペック資料と照らし合わせることで、偽物だと確信することができました。もしあの時確認を怠っていたら、私自身も騙されていたかもしれません。それほど最近の偽物は以前とは比べ物にならないほど精巧に作られており、塗装や仕上げも非常に丁寧です。こうした経験を重ねるなかで、私自身も独自の判別基準やデータベースを構築するようになりました。
韓国のフリマサイトでは「Cbrick Marketで購入した商品です」という一文が、一種の正規品保証のように受け取られることも多くあります。それだけ偽物が出回っているという現実を反映していると思います。そういった話を耳にするたびに、責任感を感じると同時に、市場全体においても、信頼できる真贋判定や検証体制の整備が今後ますます必要になると感じています。これからも真贋を見極めるノウハウをさらに蓄積し、お客様に更なる安心感を提供できるよう、日々努力していきたいと考えています。

▷アートトイをコレクションされる方に向けて、保管・展示の際に気をつけてほしいポイントやアドバイスはありますか?
アートトイのコレクションにおいて、保管・展示時の環境管理は何よりも重要です。まず保時には、紫外線対策が不可欠です。直射日光に長時間さらされることで、色褪せや変色が進んでしまうため、できるだけ日の当たらない場所での保管をおすすめします。また、温度や湿度を一定に保つことも大切です。特に湿気の多い季節には、素材によってはカビや素材の劣化の原因になるため、乾燥剤の使用も効果的です。
展示時には、できればUVカット機能付きのケースに入れて展示するのが理想です。また、定期的にホコリを払うことで、微細なホコリの蓄積による塗装面の劣化も防げます。塗装が繊細なアートトイには特にこうしたケアが欠かせません。アートトイは一種のアート作品です。丁寧に管理しながら所有することで、その価値を長く維持でき、手に取ったときの満足感も格段に高まります。コレクターの皆さんには基本的な保管と管理の習慣をしっかりと身につけていただきたいと思います。




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PRESS - 2025.08.20

「第74回SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION」 初秋に出会う、500点超の作品でめぐる表現の世界

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SBIアートオークション株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:藤山友宏)は、2025年9月12日(金)および13日(土)に「第74回SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION」を開催いたします。500点を上回る作品が集まり、最近のライブ配信型セールの中でも見ごたえのあるラインナップとなりました。

本セールでは、20世紀以降の近現代アートを軸に、絵画・版画・立体・陶芸を中心とした約540点のラインナップをご紹介します。色と反復が際立つポップアート、都市の感覚を映すポートレートや幾何構成、光と季節をとらえた風景・静物、素材の魅力に焦点を当てた白磁・立体まで、国内外の定評ある作家から注目作家までを横断的にご覧いただけます。

草間彌生の《かぼちゃ (黄Y) (Kusama 148)》(1992)は、黒地に黄色の網目の連なりやかぼちゃに描かれたドットなど、軽やかに反復するリズムが見どころです。アンディ・ウォーホルの《COW (F. & S. II.12A)》(1976)は、紫の背景にピンクの牛を大胆に配し、シルクスクリーン特有のフラットな色面とトリミングが、画面に明快なユーモアを生み出しています。いずれも、色とパターンの働きが見どころです。

色と光の心地よさを感じられるのは、永井博の《Untitled》(2016)と、今井麗の《FRUITS》(2020)です。永井は澄んだ青の空と水面、プールサイドの白いパラソルやヤシをきりっとした輪郭で描き、清涼感のある空気をつくります。今井は青いテーブルに果物を整然と置き、やわらかな筆致と透明感のある色面で視線の流れを誘います。どちらも、ひと目で季節の明るさが伝わります。

素材とかたちに目が向くのは、黒田泰蔵の《白磁花入》(2012)と、加藤泉《無題》(2019)です。黒田はわずかに絞られた胴と小さな口縁が端正で、白磁の滑らかな肌が光をやわらかく返します。加藤は和紙の縫い跡や石の形をそのまま生かし、上に重ねた顔の線描が静かな存在感を生みます。素材が形にどう働くかを実感できる作品です。

この秋、時代や作風を問わず集結した作品群から、お気に入りの一作品を見つけてみてはいかがでしょうか?

■実施概要
「第74回SBIアートオークション|LIVE STREAM AUCTION」
オークション:
総出品数:542点(予定)
日時:2025年9月12日(金)、13日(土)11:00-
※ライブ配信型のオークションとなるため、下見会の開催はございません。
参加方法:電話、書面、またはオンライン入札
オークション進行の視聴:YouTube Streaming

■SBIアートオークションとは

20世紀以降のコンテンポラリーアートを中心に、モダンアートや写真・デザイン・工芸など、多岐にわたりお客様のライフスタイルを彩る良品をご紹介する公開型オークションです。登録顧客の国籍は63か国、落札総額の約5割を海外顧客の落札が占める(※)など、国内随一の国際性を誇ります。日本のアートマーケットを象徴する作家の作品はもちろん、国内オークションへの出品が少ない海外作家の作品も積極的に紹介し、日本のアートマーケットの成長・拡大に取り組んでいます。(※)2025年1月現在

■オークション参加について
オークションは売却額を競り上げる方式で行われます。
初めて参加くださるお客様には、事前の登録をお願いしております。
オークションで作品を購入する方法の詳細は、以下のページでご確認いただけます。
購入方法詳細

■今後のオークションスケジュール(予定)
第75回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART
開催日:2025年10月25日(土)、26日(日)

第76回SBIアートオークション|MODERN AND CONTEMPORARY ART
開催日:2026年1月24日(土)、25日(日)

■SBIアートオークション株式会社
美術品のオークション、売買、売買仲介、ファイナンス、アドバイザリー等、お客様のニーズに応じて、国内外の幅広いネットワークを活用した多角的な事業を展開しています。サービスの提供を通じて、より多くの方に美術品を所有する喜びや大切さ、面白さを伝えていくと同時に、美術品を永く大切にし、次の代につないでいくお手伝いをしております。

会社名:SBIアートオークション株式会社
代表者:代表取締役 藤山友宏
所在地:東京都江東区有明3-6-11 TFTビル東館
設立:2011年4月1日

ホームページ
Instagram

※当社ウェブサイトを装ったなりすましにご注意ください。


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NEWS - 2025.08.13

INTERVIEW ART AT WORK:コンセプトワークとしての「推し活」展示 イー・スピリット代表 足立茂樹氏インタビュー

創造的思考や多様性への理解の促進、職場環境の改良やモチベーション向上、企業文化の醸成やブランドイメージの発信など、今日、様々な理由からアートをオフィスに取り入れる企業が増えつつあります。一方で、アート作品が多面的な価値を持つが故に、それをどのように選定し展示するべきか、企業における取り入れ方に悩まれる方も多いのではないでしょうか。
次世代の才能を世に紹介するキャスティングという事業内容とその精神を、アート作品の蒐集や展示を通じて象徴する「推し活」というユニークなお取組みをされている広告代理店を経営されている株式会社イー・スピリットの代表・足立茂樹氏に、オフィスでの作品展示の経緯や導入方法、大事にされている点についてお伺いしました。


オフィスエントランスの様子。右手壁面に金澤翔子《飛翔》(書)、カウンター上にハビア・カジェハの立体作品、中央奥に草間彌生《南瓜》、左奥に水戸部七絵の絵画が並ぶ。

「大切にしていることは弊社「e-Spirit」の想いが伝わること」
▷アートのコレクションを始められたきっかけを教えてください。
もともと、インテリアデザインがとても好きで、今ではリフォームが趣味といえるくらいになっています。広告も「好き」を形にした形で、新卒で広告代理店に就職をしましたが、独立をしました。創業から25年、また年齢を重ねていく中で「好き」が次第に色褪せていったような気がします。そんな人生の黄昏の中、アートは自分の胸にぽっかりとあいた穴をうまい具合にふさいでくれました。
現代アートとの出会いとコレクションの経緯ですが、きっかけは家族の付き合いで行った百貨店です。草間彌生さんのかぼちゃの赤ラメのプリントが売られていました。赤ラメを眺めているうちに見入ってしまったんです。頭の中で、脳みその襞がウネウネと動くような感覚を生まれて初めて感じました。良くわからないけれど、なんとも気持ちが良かった。これはすごい!いいなと思って値段を聞いたら1,500万円。今まで仕事を一生懸命に頑張ってきたし、自分へのご褒美だ。清水の舞台から飛び降りようとしたその瞬間、百貨店の方から「ポイント沢山つきますよ!ぜひ!」と言われ、「え、そんなにポイント付くんだったら、もっと安く買えるんじゃないか!?」と経営者の経済感覚を取り戻し、他に安く売っている所が無いかを探し始めました。
電話で予約を取り2週間後に生まれた初めてギャラリーという場所に足を踏み入れました。期待と不安が入り混じる初ギャラリーは、なんと中々値段を教えてもらえず、やっと教えてもらえたと思ったら途中で価格を引き上げられるという洗礼に合ってしまいました。次第に疲れてしまい、結局何も買わずに帰ってきました。
それで改めて他ならどこで買えるのかと調べていくうちに、SBIアートオークションに辿り着いたのです。 色々な作品がまるでお菓子のショーケースのように次から次に出てくるのが面白かったです。その当時娘が小さかったので、ロッカクアヤコさんの絵と娘が重なって SBIアートオークションで落札をいたしました。初めて参加したオークションでは興奮をしてしまい、エスティメート価格の上限をはるかに超えてもパドルを上げ続けました。ハンマーオークションの興奮も忘れらず、度々オークションに参加するようになりました。週末に、オンラインでポチポチとオークションに興じることはコロナ禍の気晴らしにもなり、はまっていった感じです。娘が小学生に入る際にロッカクアヤコさんの絵は手放すことになったのですが、思いがけず購入時の金額より高く売れたので、オークションの使い方、売り時みたいなものがあると感じました。


オフィス内の展示風景。ロッカクアヤコの絵画作品。

▷SBIアートオークションが初めてのオークション体験で、そこから、まずは足立様ご自身がアートにはまっていかれたのですね。
ええ。それまでは絵を購入する、ましてやそれが資産になるという考え方は持っていなかったです。もともと、勉強して準備万端で動くというよりは、走りながら考えるタイプなので、とりあえず欲しいものを買っていきました。

▷その後、オフィスでアートを展示されるようになった経緯を教えてください。
コンセプトに沿って一定のボリュームを集めると、意味が出てくることは何となく理解をしていました。オフィスを昨年移転しましたが、緊張感もありつつ居心地の良い空間を目指しました。ちょうど同じ時期、同じ渋谷に「UESHIMA MUSEUM」がOPENされました。レベルは全然違いますが、人物画のプチ美術館を目指したら面白いと思ったのがきっかけです。

▷ちょうどオフィス移転のタイミングと合致して足立様主導で展示が決まったということでしょうか。
そうです。12月に移転先が決まり、翌3月に引っ越しをしました。引っ越した時点では、絵も家具も全部は揃っていなくて、完成までおおよそ半年かかりました。
これまでにオフィスの移転は何度もしているので、テーマを形にすることには慣れていましたが今回は大変でした。私はアートの勉強をしたことがありません。唯一、広告が好きで大学から専攻をしていました。また仕事柄、人酔いをするほど人物のプロフィール資料を見ていたり、タレント人気度の定点観測をしています。
オフィスの空間づくりにアートを取り込むにあたっては、まずはコンセプトワークとコンセプトに合うストーリーを考えました。持っているアート作品を上手くストーリーに取り込めないか検討をいたしました。沖縄を代表する陶芸家・大嶺實清さんが作ってくださった青いシーサーが5年越しにちょうど届いたり、持っていたKYNEさんの作品が2枚ともブルーだったりとタイミング的に青色づいていました。偶然にもコーポレートカラーが青なので、青をベースカラーに、そして青が良く映える白を組み合わせの色にしました。白はアートの背景として便利だったので、壁は白にしました。全面、青のカーペットを敷き詰め白のソファを新調して、青と白を強調しました。
尊敬をしている大嶺實清さん、大好きな沖縄と繋がっていたかったので、カーペットの型を波型にしてエントランスを海に見立てました。沖縄には、“ニライカナイ” という海の向こうにある理想郷の言い伝えがあります。e-Spiritにお立ち寄り頂いた皆様にとって、弊社が“ニライカナイ”への入口であって欲しいという思いを込めました。


KYNEによるポートレート作品。


中央にKYNEのポートレート、ソファ左右に陶芸家・大嶺實清の青いシーサー。

▷オフィスでアートを展示するには、コンセプトやストーリーは勿論、施工・設営に関する技術的な検討・議論も必要だったかと思います。その辺りはどのように進められたのですか。
まず、SBIアートオークションの林田さんに展示の方針などをご相談させていただきました。アート展示施工のプロにもご協力をいただき、展示に関しては1センチ単位で行えたので、素人の私でも問題はありませんでした。
また、オフィスに関しての施工に関しては、かねてから懇意にしていたキッチンのリフォーム会社があったことも大きかったと思います。最初は自宅のキッチンリフォームでお世話になった会社さんなのですが、キッチンの大工仕事は細かく精密で、それ以外のリフォームもどんどん頼んでいきました。切れ目なく様々な発注をさせてもらうことで、細かいことを相談に乗っていただける関係性を作っていきました。

▷コミュニケーションをしっかり取れる業者さんの存在は重要ですね。これまでにご自宅と会社、両方での作品設置のご経験を踏まえて、どのようなことを意識されましたか。
まず、家は会社と違って好きなものだけを飾れば良いですが、家は家で大変です。会社以上に部屋の役割が細かく違いますので、きめ細かさが必要でした。リビングには人物画があっても良いですが、寝室に人物画があると少し落ち着かないので風景画や抽象画を合わせるなどです。家に飾るアートは一見、好き嫌いの判断なので簡単そうですが、そうでもなかったです。まず、家族に伺いをたて時間をかけ丁寧に対応いたしました。(笑)
オフィスですが、オフィスは仕事場ですので「アートを飾る目的」を意識しました。
社外の大切なお客様は無論のこと社員も含めて社内外の全ての利害関係者を称するステークホルダーへの広報が昨今大切にされてきています。そのステークホルダー・リレーション(SR)対策として、当社の存在意義、パーパスを伝えらることが出来る場所が、エントランスや応接室、会議室だと思っています。
オフィスのエントランスや応接、会議室等は訪問客も多く、会社の姿勢をアピールできる恰好の場です。我が社の会議室にはオークションで安く手に入れることが出来たバンクシーが飾られています。私は個人的にはバンクシーがそれほど好きではありません。バンクシーはアートを政治表現に利用している様に見えるからです。アートには善悪や理由ではなく、心を揺さぶるものを求めているからです。ただ、バンクシーはポピュラーであり、採用面談の会話のきっかけになるので飾っています。この話をすると、損得を上手く天秤にかけて、ちゃっかりしていると笑われますが、私のオフィスアートの基本は、「二粒美味しい。」です。一粒目は、会社のブランディングとPR効果。二粒目は、投資側面。両方美味しくないと意味がないと思っています。


会議室内の展示風景。バンクシーの作品。

ステークホルダーに提示するパーパスとしての「推し活」
▷オフィスで作品を展示することの意味について、どのようにお考えですか。
広告の世界では、著名イラストレーターとコラボレーション的なことは良くあります。有名な方ですとそれ相応の費用が掛かりますが、費用以上のPR効果を見込んで依頼するわけです。アートは投資的側面もありますが、投資の目的だけだと、折角のアートが勿体ないですし、ハイリターンも望めないのではと考えます。たとえ、購入したアートの市場価値が多少下がったとしても、PR効果のプラス側面でバランスが取れるかを考慮しています。
ただし、応接室のアートだけで高級外車が買えてしまうので、市場価値が大幅に下がってしまっては日々汗を流して働いてくれている社員に申し訳が立ちません。お洒落なところで働きたいというプラスの側面はあるものの、最終的な損得を見極めないと「社長の趣味」で終わると感じています。ちなみに購入の基準は、全体のコレクション全体像を見ながら、個別作品は価格が下がりにくそうなものを中心に購入をしています。今後、作品の取得価格と現在の評価額を公表することは緊張感もあり、面白いのではないかと思っています。

▷御社では「推し活」をキーワードに、事業活動とアート作品の蒐集や展示を結び付けておられますが、そういったテーマやストーリーは当初からあったのでしょうか。
「推し活」というキーワードまで考えていたわけではありませんが、広告とアートの結びつきは強く、アート作品をオフィスに取り込むことは、会社にとって有益だと思っています。キャスティングを仕事にしており、人に興味があります。結果、意図せずとも人物画を中心に購入していました。ただ、草間彌生さんの作品は外せなかったです。結果、自分の好きなものや偶然の出会いなどを加えていくと計画的というより、紆余曲折がありました。ただ、そんな中でも、コレクションを一つのストーリーとして捉え、文章を書くときの起承転結を考慮しながら購入を調整していきました。
すると、自分のアート購入のコンセプトの輪郭がぼんやりと見えてきました。それをステークホルダー・リレーションの考え方に当ててみると、「推し活」というキーワードが思い浮かんできたというのが正直なところです。最初から、結果のために逆算が出来ていた訳ではありません。

▷展示に対して、どういった反応がありましたか。
反響はとても大きいです。「素敵」「すごい」「儲かってそう」が3大反応でした。その中で、「儲かってそう」はネガティブな意味・揶揄も少しあると思いますが、飛び抜けることを優先しました。また、「推し活」という大義で多少なりともネガティブ面を払拭できているのではないと感じています。

▷ご想定と異なる反応などはありましたか。
第三者の目線は大切です。書家の金澤翔子さんが書き下ろして下さった書、『飛翔』については、世の中の若い才能が世界に羽ばたくことを祈ってエントランスの正面に飾ってありますが、「イースピリットさんが『飛翔』されるんですね」と社是・社訓の様に受け取られてしまったことがありました。それに対しては、誤解がないように主旨を説明するチラシを作りました。このように、様々な受け取られ方があるからこそ、丁寧に真意を伝え続けていくということが、とても大事だと思います。その対象は、社員も含むステークホルダー全員に対して意識しています。


ハビア・カジェハの立体作品。


アート展示の趣旨と背景を説明するチラシ。

▷設置後、作品の展示替えを実施・検討されたりはしていますか。
展示物を入れ替えてはいますが、全体的な模様替えは今のところ考えていません。見ている方を飽きさせないように展示に変化をつける必要性は感じるものの、目的は展示そのものではなく、SR対策です。会社のパーパスは変化しないため、今後の変化は、ネクストブレイクのコレクションの定点観測的が出来るような展示になっていくかと思います。

▷足立社長はオーナー社長ですが、例えば従業員の立場で、アートを取り入れたい企業の担当者に任命された場合、なにを買うか・飾るかなどを決め、会社の資産形成に携わるのはなかなかにハードルが高いと感じられるのではないかと想像します。足立様は、資産としてのアートをどう考えられますか。また、その点でどなたかのアドバイスを得るということもあったのでしょうか。
資産形成という観点で難しさはあると思います。アートは値段も高く、市場価値の変動があります。また、会社で購入される場合は、固定資産になりますので、バランスシートを重たくさせることがあります。
私の場合は、税理士に相談をいたしました。アートに関しての価値は分からないものの、財務的な助言を貰いました。また、SBIアートオークションの林田さんには、アートの市場価値に関しての助言を貰いました。
ご承知の方も多いとは思いますが、税務的に、減価償却が出来ない固定資産となるアートと減価償却が可能なアートがあります。多くの作品は減価償却が出来ない固定資産となるものが多いです。結果、財務諸表的にはリセールをするまでは、定期的な収益を生まない固定資産となるので、財務的に余裕をもって購入をすることが必要だと感じました。その一方で、若手人気作家のユニーク作品は減価償却が可能な価格の作品もありますのでお勧めが出来ます。
資産形成という意味では人気作家の作品が全て上がるというよりは、人気作家の人気のシリーズの価格が上昇する傾向にあると思います。そこを分かる様になるには、まずは好きなものを選んで自分の軸をつくる。そして、自分軸と市場価値(市場軸)のずれを把握すると、その差分を自身の癖と把握すれば客観的な評価ができると思っています。これは、本業のキャスティングで会得した技術なので、応用が利くと感じました。
プリント作品は、価格の上下が激しいと感じています。個人的には、人気アーティストを、エスティメート価格の下限で購入できるタイミングがあれば購入しています。
ポートフォリオは3分割。
オークションに関してはネット参加が断然良いと思っています。下見会は情報収集のために行きますが、オークションは会場には行きません。会場で見ると浮かれますし疲れます。移動しながら見られるスマフォにイヤホンを付けて「ながら視聴」をします。必要だったら音だけ聞いて相場観を掴む方法はありだと思いました。また世界全てのオークション価格を見られる有料アプリがあるので活用をしました。ネクストブレークに関しては、直接購入をトライしました。人気作家の直接購入の方法ですが、開催イベント情報にアンテナを張り、なるべく早く馳せ参じ、譲っていただきました。決して諦めず、欲しいという想いや熱意に尽きると思っていますが、仕事と全く同じだと思うと、苦笑せざるをえません。
結論ですが、アートでの資産形成はかなり難しいと思っています。なぜかというと好きなアートを購入しているので、どうしても保有し続けたくなります。資産形成という意味では、未練を断ち切る力というか、手放せる力が大切だと思います。結局、その力を養うには、売った買ったを繰り返し行って、自分自身をプロ化して慣れるということがポイントではないかと思っていますが、アートを純粋に楽しむことから仕事化しそうで怖いです。

▷展示されている作品が全体として会社のあり方・思想を象徴している点に、オフィスにアートを取り入れることの価値が発揮されているということですね。
私が思うオフィスアートですが、「次世代を応援する企業」というコンセプトであれば、どの企業でも大義に使え、PR効果を狙えると思います。また、資産形成の可能性もある上に、若手育成のメセナとして、「三粒美味しい」素晴らしい企業活動だと思っています。
当社における「推し活」とアートの取組みは、今のところ上手くいっていると思います。会社のパーパスを補完する意味でアートがある。そのブリッジのキーワードが「推し活」です。ストーリーの整合性が取れれば、たとえ市場で評価が確立されていないアーティストの作品でも、コレクションに組み込んでいけると思っています。次世代への投資は、とても大切なことだと思っています。


オフィス内の展示風景。手前に水戸部七絵、奥に友沢こたおの作品。

▷最後に、「推し活」はじめご活動の展開について、足立様の見据えておられるところを教えてください。
今後はやはり若い世代を応援したいです。世の中はどんどん複雑になってきています。その上、温暖化で気候変動も予想されます。とても、予想しにくい自分たちの将来に対して若い世代は困っています。
公衆衛生、医療技術、予防医学等から、人生は100年時代に入ってきました。長いです。余生も長いです。従前よりも現実的で、計画的な人生設計が必要だと感じています。
当社が行っているキャスティングは人を「選ぶ」仕事だと思われがちなのですが、実は、一人一人の良さを見つけることがキーになっている様な気がします。どんな相手でも、まずは相手の話を聞き、相手に寄り添う。キャスティングという仕事で得た副産物は「人を育てる」こと。自分の若い頃苦労していた「どう生きるのか」今風にいうと「人生のキャリアパス」を若い世代と一緒に考えることをライフワークにしたいと思っています。
アートは私にとってかけがえのないものになりました。魂を削って作品づくりをされるアーティストの皆様に心より敬意を表します。そして私をアートという素晴らしい世界に導いてくださったSBIアートオークションの皆様、関係者の皆様に心より感謝いたします。


インタビュイー紹介


足立茂樹氏と金澤翔子《飛翔》。

足立茂樹(あだちしげき)1968年生まれ
高校卒業後、米国へ留学。Portland State Univ.にてビジネス学部マーケティング学科卒業後、博報堂に入社。2000年に株式会社イー・スピリットを創業。米国の体系的なキャスティングシステムを日本に導入し独立系のキャスティング会社として最大手。2024年度に「キャスティングの教科書」広告戦略の本が発売され、紀伊国屋書店のビジネス書で1位を獲得。広告以外では、作家、渡邊淳一氏の広報を長く務めた。www.e-spirit.jp


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